1996年のピンボール。

NOHALAのギタボ。RAYのブログ。

レーゾンデートル(存在理由)

こんばんわメリクリでしたね。

NOHALAのギタボ。RAY です。

12月はどうも苦手とです。

寒さが情緒的に感じるレベル通り越して痛いからかな。季節性鬱なんてものもありますね。

まあ傾向として冬はみんな暗くなる季節です。

暗いと言えば、中国では四季に色があり、春は青。夏は赤。秋は白。冬は黒だと。昔どっかで習った。知っている人もいるはず。

青龍、朱雀、白虎、玄武。

中国の四聖獣からとっているわけですね。

① 青春 :16歳~30代前半 学を志す
朱夏前半:30代前半~40代後半 身を立てる 
     朱夏後半:40代後半~50代後半 天命を知る
③ 白秋 :50代後半~60代後半 耳に従う
④ 玄冬 :60代後半~ 矩を超えず

出典http://www.geocities.jp/hpsjh326/h25seisyun.html

まあこっから青い春。つまり青春だけピックアップされて世間に持ち上げられているけれど、中国では人の一生を四季に例えたそう。となると、冬は老いて死に行く様そのもの。中国4000年の歴史お見事です。

つまりカート・コバーンは青春のうちに人生を全うしたんだなあと改めてリスペクト。

 

まあウンチクはこれくらいにして

僕にとっていい思い出がないです12月には。

今までの人生クリスマスデートで3回どちらかがブチ切れて帰ってます。ギャラガー兄弟もビックリのバックれっぷり。

それほど大切なイベントなのでしょう。気合いが空回りするのかな。

タイトルにあるレーゾンデートルも何度も何度も12月にぶち壊されて来ました。

「あれ、何のために生きてるんだろう、」みたいな。

村上春樹の主人公のレーゾンデートルはペニスらしいですがそんな簡単な話ならとっくに救われています、、笑

最初は15の冬。当時の僕にとってのレーゾンデートルはマラソン選手であり、受験生だったため、少しでもいい数字を叩き出すこと。それだけ。劣等感の塊だった自分を救ったのは特技のマラソンとテストが証明する得点と記録。高ければ高いほど、速ければ速いほど自分が優秀であることをアピールできるから。ちゃんと彼女もいた。リア充でした。しかも調子乗ってた。都大会で予告ホームランならぬ予告1位とかやった。途中まで突っ走った後にボコボコにされたけど。

しかし12月を目前に浮気され、しかもその相手は関東大会出場の野球選手。特技とは言えど僕は市チャンピオン。地区3位。都大会決勝狙いがやっと。どうあがいても勝てやしなかった。必死で受験勉強しても彼女とその男はスポーツ推薦で遊んでる。周りを見渡せば、ガリ勉以外はクリスマスを謳歌してる。僕はイタい奴だったし、数字稼ぎしかしてこなかった。頭から何かが割れる音がした。どうにかなりそうだった。「俺の人生一体今まで何だったんだろう?」これが遅すぎる最初の自我の芽生え。

 

負けてならぬと必死に耐え、志望校に合格したものの。もう怖くてマラソンは出来なくなりました。だって自分より速くて、強くて。しかも幸せな奴なんて探せばキリがないんだもの。

自分の精一杯の数字を愛するには僕は弱過ぎた。勉強も殆どやらなくなった。

高校には校則が殆ど無かったからウケると思って赤髪で入学式出ました。最初ヤバいやついるぞってハブられてたけど、面白いことしまくったら皆仲良くしてくれるようになった。世の中そんなもんです。

そんな見かけで自分で言うのも何だけど、筋肉質で更に受験太りしてたのでアメフト部の先輩に絡まれて締められそうになりました。

得意のヘラヘラトークで仲良くなったところ、勧誘されたのでノリでアメフト部に入りました。だってアメフトなら学校少ないし関東に出るのも陸上に比べれば、申し訳ないけどチームがある程度強ければ可能。浮気相手の男を見返してやるっていう意気込みで入りました。

あと、本当に弱虫だから自分の根性を叩き直してやろうとも思った。

小柄な体格のハンデを埋めるためにとにかく食べたし鍛えた。気が付いたら今の体重の10キロ以上は増していた。だけど、プレイがダメダメ。球技得意じゃないから。アメフトも別に好きじゃないから。ほぼ毎日好きじゃない部活と学校で時間が過ぎて行くし、毎日すごい怒られたし、バカにされたし、本当に逃げたかったし。レディオヘッドのOKコンピューターしか耳が受け付けないくらいメンタルがイカれてた。ただ負けたくないの一心がモチベーション。「なめんじゃねえぞ。」そんなメンタルがその当時の新たなレーゾンデートル

そんな感じで12月を迎え。また違う彼女がいました。でもその子は結構頭狂ってて、平気で「あんたは今までの私の彼氏の中でルックスもデートの上手さも最下位。7位。でも私のことが大好きだから好き。付き合ってあげてる。」って言ってきた。高一で元カレ6人かよ。ファ○ク!という感情と共に、また頭から何かが割れる音がした。卑屈な根性で生きている人間がカッコいい訳ないなって感じで。その子とも別れたし、アメフト辞めました。先輩にお前も大分マシになったな。と言わせた翌日に。(それで勝手に自分に勝ったことにした)

 

もう正直。勝ち負けとか、劣ってる秀でているとかうんざりしました。ただ、ルックスの悪口だけは許せねえからダイエットを始めて、部屋の隅にあった買ったはいいけど、難しくて捨てようか悩んだギターに手をつけて。必死にパワーコードを覚えて。早速曲作り始めて。2.3ヶ月後にはコピバン組んでライブして歌って。小説を読んで、映画を観て。何が良かったのかメモって。今の人生の基礎が構築されていきました。まあ、周りはもっと楽しそうに見えたし依然として卑屈な心はあったかもしれないけど、少なくともそうしている時はとても救われたし、今ではレディースのスキニー履いてるし逆に体重増えないの悩んでいるくらいだし。音楽やってます。

くだらぬ自分語り長くなりまして申し訳ないですが、これは1つの例であり。誰にでも一度や二度はレーゾンデートルの崩壊と再構築が人生にはあると思います。僕もまだまだ赤ん坊同然の精神のため、またぶっ壊れるかも。というか毎回女性にレーゾンデートル壊されるのはメンヘラの証拠かもしれませんね。

今でもそれは大切なコンセプトで、毎年12月には1人で思い出の場所をコーヒー飲みながら3.4時間散歩して感傷に浸り、翌日風邪引きます。気持ち悪いですね。

毎年12月には孤独と化すので僕は呪われているのかも知れない。それを逆に曲のモチベーションに仕立て上げている訳です。

そして今の自分なりのレーゾンデートルは、

「曲なりブログなり。何でもいいから発信することによって周りと自分のバランスを見つめ、保つこと」です。まだまだ人と比べて「はあ、、」となることもあるし。自分を見失うことばかりだけど、表現を通じてそれを客観的に観て、調整していく。その繰り返しなのかもしれないです。そしてこれからはもっとみんなを巻き込む大きなスケールで表現をしていく予定です。GREENDAYアメリカンイディオットみたいな。社会を巻き込むような作品。

 

今回はドドドメジャー90sバンドを登場させまくりました。僕の大切なルーツです。

人間にだけ与えられた存在理由を考えるという贅沢は見失うと自ら首をくくるハメにもなる。だから本当に辛い方には申し訳ないかもしれないけど何でもいいので見つけ出す。その闘いこそ我々の意義だと考えています。

僕にしたって別に結果を追うのも、何クソ根性で生きるのも得たものは多かったし、間違ってはなかった。でもそれの悪かったところを乗り越えて来たって言えば綺麗に聞こえるのかな、

で、結局何を言いたいかと言うと、僕はこんな感じで結局捻くれているので、ぼっちクリスマスも幸せなクリスマスも何故か大嫌いです。

この気持ち。

WeezerのTired of Sex

(https://youtu.be/6urTrlgzc_Y)

Tired of Sex

Tired of Sex

を聴いてくれれば分かると思います。

最後にも90sしっかりぶち込みました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

では、良いお年を。

 

RAY

僕とニーチェ。

NOHALAのギタボ。RAYです。

寝付けない時に気を紛らわすため(?)ブログを始めることにしました。

自分でも「孤独な夜」って歌詞書きすぎなのを自覚しているレベルの寝られない子です

(Apple musicとかでも僕らの曲聴けます...)

Encounter

Encounter

  • NOHALA
  • パンク
  • ¥250

寝付けない夜ほど不毛なものは無いと思ってます。深夜で気が立ってるのか、「お。何か出てくるぞ」って思案が始まるけど大方空回るし、徹夜で書いた曲翌日聴くとダサい説とかありますよね。でも逆に僕は深夜が基本的な製作時間ではあるので「孤独な夜」はわりと僕の人生に貢献してくれているのかも。その反面、寝たい時に半端に臨戦態勢になるのがマジで辛い。まあそれが今ですね。

あと、深夜テンションで作るものは先程紹介した深夜作曲ダサい説もあるくらいだし、イタさ加減がすげえいい時は成功なのかもしれないけどイチかバチか要素はありますよね。

ということで深夜を迎えても頭の余熱冷めやらぬ、だけどいいアイデアは来ないぞって確信している時は少しでもブログとかでも形にして発散すれば痛々しい曲になるよりはマシだしアリなんじゃないのってなりました。

 

ちょっとある文を引用をします。

 

「自己嫌悪におちいったとき、何もかも面倒でいやになったとき、何をしてもくたびれて仕方ないとき、元気を取り戻すためには何をすべきだろう。

ギャンブル?宗教?流行のリラックス療法?ビタミン剤?旅行?飲酒?

そんなことよりも、食事をして休んでからたっぷりと眠るのが一番だ。

しかも、いつもよりずっと多くだ。

目覚めたとき、新しい力が漲る別の自分になっているだろう。」

『漂泊者とその影』

 

これ。かの有名な哲学者ニーチェの言葉なんですね。あの、勿論これは抜き出した形なので、この前後こそが金言なんだよって話なのかもしれませんが、我々は手っ取り早く結論のみを知りたがる傾向があるため、「ニーチェを読む」的な自己啓発エッセンスな薄ーい本(下ネタじゃない)だとここだけ書いてあるんですね。多分。

で、俺がというか皆さんもちょっと感じたと思うのが、「は?当たり前じゃん?」てこと。

てか、寝る時間確保できたらたっぷり寝るしって忙しい方々の中に怒る人もいるかも。

この名言?勿論正論だし、有難い言葉なんだけど。相手は大哲学者って構えてたらこれ?って。拍子抜けしますよね。

でも世の中には一定数こういう美味しいとこセットでニーチェを理解した気になる人はいると思うんです。でも、それで完璧に分かった気になるのも危険ですよ。きっと。世の中、難しいテーマをなんかすごく省略していきなり結論を出すものがあるじゃないですか?「イソフラボンはまあ言うなれば神!だから納豆は神!痩せる!」とか。それはまだかわいいニセ科学だったけど(テレビ番組。発掘!あるある大事典での納豆ダイエットの捏造事件)、まあ早いとこ詐欺ですよね。

こういう物事の奥まで見ようとする視点をしっかり持つこと。曲がりなりにも心がけてはいます。僕騙されやすいですが、

ちなみにニーチェは読みました。公立中出身で受験終わって、授業中に。何もやることなかったし、ちゃんと学校には行ってた真面目だし。厨二病なんで「ニヒリズム?神は死んだ?なにそれカッコいい...」ていう動機でですね。薄ーいニーチェの解説本みたいなのから入って、読んで、「しょーもな」ってなって。そこから本物を読まないと理解できないと息巻いて「ツァラトゥストラはかく語りき」というニーチェの著作を読んで。そしたら今度は教えを説くのが「例え話」によってなんですね。記憶曖昧だけど、主人公のツァラトゥストラが目を覚まして、、山から降りて、、街に出て、、大道芸人に会って、、そしたらそいつ綱渡りで落っこちて死んで、、みたいな。進んでいく物語が精神の成長のメタファー的な??いや、それでみんな僕のクソ半端知識で「ふーん」てなってたらほんと申し訳ないのでこの辺でやめときます。まあ結論から言うと、一章あたりで投げ捨てました。クソ喰らえってなりました。薄ーい自己啓発本も。ニーチェの著作も。どっちも。

それ以来、僕は哲学なんかどうでもいいやと思ったし、8個上のセクシーな姉が「レイくん。そんな思想みたいなのにハマったら、坊主になるか、ベジタリアンになるよ」とちょっと差別発言スレスレをかましてきたので。僕は平和に俗まみれで生きてます。お酒弱いけど好きだし。女の子大好きだし。勉強は嫌いですね。

あと1つ、話変わりますけど僕はパンクが好きです。

 

挫折した思想の勉強に対して「パンク」は基本俗人間な僕の唯一の支えです。もう一つの視点を持つ大切さを意識したキッカケとも言えます。

パンクは一言で言うと小難しいものを超簡単するものです。7分の曲を2分に。4.5個で構成される音の交わりをたった2つに。

あれ?詐欺もそうじゃんってなりますよね?

パンクと詐欺は大きな異なる点があって、それは。「パンクは答えを教えてくれはしないってことです。」きっと。パンクは視点であって答えではない。うん。。

僕パンクパンク言ってるけど全然テンションコード(4.5個で構成される音の交わり...)使うし、7分の曲だって作りたい。つまり形なんてあんま関係ねえってこと。簡単じゃないとパンクじゃないとかそうじゃない。(初期パンクのアーティストの方々も初期パンクの音楽性に飽きたら、レゲエしたり。ニューウェーブしたり。実験音楽したり、はたまた芥川賞とったりもしてます。)

答えでなく視点だってことを例えると、最近話題のウーマンラッシュアワーの時事ネタ。賛否両論あるし、村本自身はこれも外タレにとっては伝統やでってツイートしてたけど、最後の「お前たちのことだ」ってオチってより問題提起ですよね。あれパンクだと思うんです。お前らもやってみろや?みたいな。提示するものですよね。しっかり自分で解かせる訳だからもし解けたら嘘偽りなく本物ですよね。

だから、僕はパンクによって与えられた物事を考える視点を大切にしたい。

 

なんか言いたいことなんとかまとまったくさいので今日はこれまでにします。読んでくれた方。お付き合いありがとうございました。

このテーマに関してはもっと掘り下げて再挑戦してみたいです。精進します...

 

RAY