1996年のピンボール。

Jaccassのギタボ。R@Yのブログ。

フリースタイリー

僕のバンドJaccassは5.6.7月と毎月「RED」「TEN」「フリースタイリー」と各シングルをリリースしました。今回は第三弾「フリースタイリー」についてセルフライナーノーツ書こうと思います。

 

ストリーミング、ダウンロードはこちら↓

Free Styley by Jaccass | TuneCore Japan

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▪️10年の呪い

時の流れはクソ早いもので、自分で曲を作って発表してライブしてという日々が始まってから10年の時が経ちました。この節目は僕にとってとても大きなもので、ジブリ映画の「風立ちぬ」がすごい好きなんだけど。その劇中に「 創造的人生の持ち時間は10年だ」という呪い染みた名言がありまして。僕はその呪いと只今直面している訳です。主題歌のひこうき雲は僕の大好きな曲で。8月の弾語りライブではカバーして、歌いながら呪いと向き合ってみた。歌い終わった後。「戦闘機つくりに命をかけた10年のその後は旅客機つくりに命をかければ良いんじゃないかな。」と映画の内容にちなんだ内容で自分にしてはとてもうまーくまとめてみた。

だけど実際。ただ綺麗な飛行機を作りたいと願っていた主人公の二郎は第二次世界大戦の最中という巨大な時代の流れに翻弄され、戦争のための飛行機を作り。さらに最愛の妻を失う。(映画自体に死そのもののシーンは無いのだけど、劇中を通して二郎の憧れた設計士カプローニと夢の中のシーンで出逢い語らう件が途中途中で挟まり。最後の夢のシーンでそれまでの全てを悟らせる素晴らしい構成です)

そんな彼にまた立ち上がる力が残されていたかは想像するのも辛くなるほど。

僕の下を去っていったメンバーや仲間たちの中にも「今まで頑張ったけれど何の意味もなかった。」と言葉を漏らした者が数人いて。その度に何て声を掛ければ良いのか分からなくなった。

今でも分からない。彼らへのリスペクトとしてただ黙って頷くしかないのだ。彼らは彼らなりの区切りやケジメを付けて次の人生へと向かう。

僕はその中で取り残された気持ちで呪われた夢と過ごしてきた。

 

カプローニ「飛行機は美しくも呪われた夢だ」

 

▪️10年で取捨選択したもの

ある日。それなりに有名なバンドのメンバーが脱退する時に声明文を出していて。「バンドは僕の人生の全てでした。祖父の葬式にも行かずライブに出たこともあります。」みたいに書いてあって、申し訳ないけど少し引いてしまったことがある。わざわざ言うこととは思えなかったし。それでもやはりそれを記すくらい本当に全てなんだったんだな。と僕は理解ることにした。

とはいえ、自分だって自分なりの取捨選択をして生きてきた。振り返ってみるとバンドマン以外の生活だってこなしてはきたけれど、やはり頭の中にはいつも曲やバンドのことがあって。そのために捨てたことは幾らでもある。だけど別に好きでやってる訳であって。それを前面に出すのは僕の方向性とは少し異なるなあとも思ってる。

今になると、むしろそれで周囲と余計な壁を作って生きてきたのかもしれないなと思う時もある。

バンドのことしか考えていないのに学生をやったり、社会人をしたりすると日常生活に虚しさを感じることも度々あるから、今は肩肘張らず決めつけずに自分の欲しいものは全て手を伸ばしてみようと。それで合わなかったら合わないで良いんだし。と、UVERworldの某PRAYING RUNみたいなマインドを持てたのは最近のこと。

別にどんな環境にいようと僕は自分の音楽を信じて作り続けるだろうという確固たる信念を持てたからかもしれない。

ごめんやっぱ過去の仲間に言い返したい気持ちもあるよ。「すげえ難しいことに対して真剣に向き合ったんだからあんたらは素晴らしい経験をしたんだよ。」と。

▪️「それでも」今だから出来ること

こんなマインドセットになってから驚いたことは自分の可能性が拡がっていったこと。

力が良い意味で抜けると、書く言葉。メロディにダサいとか舐められるかな?みたいな一方で言えばノイズじみたものがどんどんと取っ払われていった。こうなりたい。こう見られたいを超えた視点というか、FPSしかできなかったのに今ならTPS。モンハンも出来るじゃんみたいな。

自分はアーティストなんかじゃない。ただの人間。それでも死ぬほど音楽が好き。と思えると、謙虚な心持ちで基礎練にも手がつくようになったし。SNSの反応を定期的に調べて次はこうしてみるかとか考えるようになったし。売れてない自分を必要以上に恥じて卑屈になることも無くなった。これを10年前の自分に教えてやりたいくらいだ。基本を徹底的に固めることが1番の近道だと。

▪️素直さに技と経験が乗ってきた。

前置きクソ長だったが。僕はそんな心持ちでフリースタイリーを書いた。

曲調は昭和歌謡に影響を受けて、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」の明るいのに切ないメロディ感や伴走を徹底的に聴き込んでパクった笑

そんなR@Y流歌謡曲に16分のリズムをベースにしてファンクの力強さや遊び心を散りばめ、何処かで逢ったことがある気がするけど初めて逢う人のような親和性の中の独自性を目指した。

歌詞の内容はもう既に綴ったこのブログの内容そのままで、一旦全てさらけ出してスカッとしたし。自分はダメだなあと毎日思う日々だけど。そういう全部包み込んでそれでもバンドやりたいし。いつでも勝負してやるし頑張るし、そういう時というか気持ちって皆んなにもあるよねって感じ。一緒に頑張りましょうエブリバディ。

絶対に10年やらなきゃこんな曲書けなかった。

吹っ切れた素直さに経験と技術を載せて製品にした。師匠にも今のレイ君は旬ですとのお言葉いただきました。フックアップはお早めに。

10年の呪いの話に戻るけどそれに対する僕回答はこの曲。僕は枯れなかった。これからの10年もどうぞ僕を呪ってくれ。

▪️次回予告

来月に解禁できる情報にもこの10年間に関するものがあって、ここ数日間当時の写真とか映像とか残ってるものを集めていた。すると「もうレイの行動には付いていけない」とか言われてるラインのスクショとかもあって。過去の俺根に持ってんのかよとクスッとなった。

他にも相変わらずヤバい色の服着てたり、すぐ全裸になってるし、浅草寺のデケえ提灯にぶら下がってるしガリガリだし。下手くそだし死ぬほど恥ずかしかった。

僕は自分の中のパンクに支配されていた。ガキが。パンクはパンクにパンクさせられちゃダメなんだよ。(まるで禅問答だな)

本当にみんな申し訳なかった。

現在進行形でも皆様申し訳ありません。

そんな恥の多い10年ですが、、次の10年に向けて少し形にしてみようと思うので情報公開を心待ちにしてもらえると嬉しいです。

 

R@Y

 

※追伸

毎度曲の内容そのものについて自分で説明するの下手すぎなので今回はフリースタイリー製作時に聴いていたものをプレイリストにしてみました。

暇なときに良かったらどうぞ。あーこの曲のここか!なるほどねってなったら僕の負け。

‎RAY_Jaccassのフリースタイリー - Apple Music

 

 

RED

R@Yです。

僕のバンドJaccassは5.6.7月と毎月「RED」「TEN」「フリースタイリー」と各シングルをリリースしました。今回は第二弾「RED」についてセルフライナーノーツ書こうと思います。

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ストリーミング、ダウンロードはこちら↓

RED by Jaccass | TuneCore Japan

 

▪️チャートインしていた!!

この前ふらっと配信元のtunecoreのサイト覗いたらなんとこの曲。iTunesのパンク・トップソングで日本24位。Apple Musicのパンク・トップソングで香港72位を記録していました(拍手)

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恥ずかしながらチャートインは初めてで、海外の人も聴いてくれていることを知ると励みになりますね。「我叫R@Y」ということで香港ピーボー何卒宜しくお願いします(私の名前はって中国語だと我叫なんですね。強すぎるだろ)

勿論ジャパンピーポーもありがとうございます。

この後書きますが、普段洋楽しか聴かない僕が大和魂を持って作った曲なので響いてると思うととても嬉しいです。

 

▪️全部サビだなぁ...

これは楽曲アレンジを担当しているうちのギターひさしから引き出した言葉で、普段からAメロどうする?とか2番のBなんだけどさ、とか相談するのだけど、いつも通りAメロのギターリフなんだけど、と聞こうとすると「A?全部サビじゃね?まあ便宜上Aか」とぼやいたので、内心はガッツポーズだった。ずっと自分の曲でブルーハーツの情熱の薔薇と闘いたいなと思っていて(あの曲全部サビだよね?)

ド頭のメロディが落ちてきたときに、これで情熱の薔薇に挑もうという気持ちが込み上げてきた。

他のパートのメロディもストックとして溜めていたサビとして使う予定だったメロディを引っ張って文字通り出し惜しみ無し。更にはベースのノラにもう一個最後にパート足そうよと言われて。「これだけは...」と思っていたメロディも出した。僕のストック空っぽになっちゃったぁ、、と思いながら完成した3分間。あっという間でありながらも高密度に仕上がっている。

 

▪️青春パンク魂×大和魂×ハードコア魂=Jaccass

 BPMは自身最速の230。デモ作ってて思った。「弾けねえ。。」関係ねえ。破綻スレスレで進む青春パンクの魂を込める。

途中にはダウンビートさせて重く。これも自身初。ずっと速くても疲れるしな。大好きなハードコアの魂を込める。

旋律には僕が日本人であることの証明。都節音階を意識した音作りを、歌詞には日本語の良さを際立たせる体言止めと話し口調を織り交ぜて大和魂を込める。

 

尖っていても叫んでいても何処かに暖かみが、哀愁がこの曲にはあると思う。僕はこの曲にこの世界で今日を生きている人にこのエネルギーを。この世界で生涯を終えた人にこの血液を送り込んでいるから。最後にそんな気持ちを綴る。

 

▪️「僕は赤色が好きだ。」

僕は赤色が好きだ。それは情熱であり、怒りであるから。エネルギッシュな生であり、鮮血飛び散る死でもあるから。

 

死ぬことについて考えるとき。

死というか生命の危機に陥ると不思議と周りのノイズは遮断されてスローモーションになり自分だけの世界に入り込む感覚になることを小学生の時にヤケを起こしてガラスの水槽を素手で殴り割った時に悟った。


全身の生温い感覚を感じながら僕は膝を落としてぼーっとしていた。床の周りには真っ赤な鮮血が広がり、金魚たちはその真っ赤な鮮血の中で泳ぎながら溺れていた。


周り子供たちの驚く声。慌てる教員の声。

こんもりと盛った落ち葉の中に潜った或る日の夕方のようにそれは近付いているはずなのに離れていった。暖かい暗闇。

 

そしてある日また僕の知り合いが1人死んだ。
人が死ぬと気分は沈む。

死が確かに僕の裾を掴む。

引っ張られるような気分だ。


あなたの止まってしまった時計を回すものはもういない。そしていつかあなたは忘れ去られていく。


アドレナリンでも何でも総動員させて

この寝惚けた脳みそからつま先の先端の神経まで全身を使って僕はそんなあなたを描く。


僕は僕の鮮血をあなたのセピア色のフィルムへ流し込む。そしてそれは一瞬でも確かに色付いてあざやぐ。


そして僕の秒針はあなたの秒針から確かに離れていく。

それでも僕が音楽を続ける限りあなたたちに刹那でも会える瞬間がやって来るのだろうよ。

 

次回は「フリースタイリー」について書きます。

ありがとうございました。

 

R@Y

 

TEN

みなさんお久しぶりです。R@Yです。

僕のバンドJaccassは5.6.7月と毎月「RED」「TEN」「フリースタイリー」と各シングルをリリースしました。フリースタイリーのポストで少し書いたけど、本来この3曲は去年の6月にリリースした1st EP 「Rendezvous」に続く2nd EPとしてまとめて出そうとしてたけど、まあ色々とゴチャゴチャあったので1曲ずつ出した訳です。

リリース順から考えると順不同に見えるけどこの3曲のオープニングとして書いた曲「TEN」からセルフライナーノーツ書こうと思います。

記憶が正しければ最初に書いたのもTENなので。

ダウンロード、ストリーミングはこちら。

https://linkco.re/azX5Qbvc

 

▪️コンセプトは「十牛図

学生の時の僕は倫理の授業中に村上春樹を読みながら弁当食い出す変則派の厨二病だったから倫理のおば先生には大変可愛がられて。

ある日、テストのカンニングがバレかけて事情聴取されてる時にその倫理のおば先生がやってきて漠然と反省しろと言った。どうやって反省すれば良いのか問うと。


十牛図について調べてみるといいでしょう。それが嫌なら私の養子になることです。」


そんな豪速球のセクハラを僕はかいくぐり、10年の時を経て十牛図について書かれた本に手を伸ばしてみた。

十牛図を簡単に言えば、人が修行をして悟りを開くまでの10段階の状態を牛を用いて分かりやすく書いている仏教の絵巻で、以下wikiコピペで大変失敬ではあるが。

 

1.尋牛 - 仏性の象徴である牛を見つけようと発心したが、牛は見つからないという状況。人には仏性が本来備わっているが、人はそれを忘れ、分別の世界に陥って仏性から遠ざかる。
2.見跡 - 経や教えによって仏性を求めようとするが、分別の世界からはまだ逃れられない。
3.見牛 - 行においてその牛を身上に実地に見た境位。
4.得牛 - 牛を捉まえたとしても、それを飼いならすのは難しく、時には姿をくらます。
5.牧牛 - 本性を得たならばそこから真実の世界が広がるので、捉まえた牛を放さぬように押さえておくことが必要。慣れてくれば牛は素直に従うようにもなる。
6.騎牛帰家 - 心の平安が得られれば、牛飼いと牛は一体となり、牛を御する必要もない。
7.忘牛存人 - 家に戻ってくれば、牛を捉まえてきたことを忘れ、牛も忘れる。
8.人牛倶忘 - 牛を捉まえようとした理由を忘れ、捉まえた牛を忘れ、捉まえたことも忘れる。忘れるということもなくなる世界。
9.返本還源 - 何もない清浄無垢の世界からは、ありのままの世界が目に入る。
10.入鄽垂手 - 悟りを開いたとしても、そこに止まっていては無益。再び世俗の世界に入り、人々に安らぎを与え、悟りへ導く必要がある

 

とのこと。もっと噛み砕くと、、

牛欲しい!見つけた!飼い慣らした!あれ俺何してたんだっけ?(無の世界)→悟った!俺がこの世を導くのだ!て感じのストーリー。

それがこの絵でこのジャケットというわけ。

おもっきしパロりました。

 

面白いことに仏教用語には数字を用いたものが多くて、数字にめっぽう強いインド発祥だからなのかな?「七転八倒九死に一生」とかリズム良く歌詞も書けた。

ライブで歌った後に「七転八倒」が座右の銘なんです!マジで感動しました!って話しかけてくれた人もいて、こちらこそマジでどうして七転八倒?って思ったけど。「転んで倒れてもそっからだ!と自分を鼓舞しているから」と言われて、そういう異なる視点の考えや言葉から生まれるシナジーを目の当たりにすると曲を書いていて良かったと心から思うことができる。

 

▪️僕自身の「1」のサウンド

今回のリリース群のサウンド面のコンセプトは原点回帰。前回のEPは王道×型破りをテーマとしていて個人的にもめちゃくちゃやらせてもらったので、さあ次はどうするか。となった時にこねくり回せば回すほど損なわれるメロディや音に込める気持ちのピュアさをもっかい取り戻してみようという結論に至った。

そういう意味でも十牛図はうってつけのテーマだったから自然と僕のもとにあの日のおば先生の教えがやってきたのだろう。

ハーフリズムの飛べるようなイントロから段々と解放されていく爽快感がサビで弾け飛び、エイトビートとベタ塗りのコードととびきりのメロディで埋め尽くす。他には何もいらない。

そんな僕の愛しているポップパンクの理想系を作れた気がする。

 

▪️大切なのはTENを目指すこと。

たった一冊。十牛図についての本をパラパラと読んで何を学んだかは正直上手く言えないけれど、いや上手く言えないからこそ曲になったんだけども!1番刺さったことは十牛図でいう1.2段階目の牛を探し始めて足跡を見つけたところで人は悟ったつもりになってしまうという教え。

1段階での「仏性」は本能だったり真実。

2段階での「分別」は例えば偏見や固定観念みたいなそういう身近なものに置き換えて考えて。

常に気をつけていることについて掘り下げる。

感情に訴えかける人間だからこそ。

感情的、扇動的に繰り返されるフレーズ。そんなものに僕らは振り回されてはいけない。選挙の時期だったし。なおさら。

7.8.9段階なんかもかなり深いと思ってて、結局忘れるわけなの。必死に彷徨って追い求めたものを。段階を踏んで。じゃあなぜ10段階目で悟ったことを知ることができるのか?

視野を広げて「無」からメタ認知を得たのかな?と、いやいや。そんな簡単な着地で良いのか?と小難しくなる話は置いておいて、ケツから言うと僕はきっと10段階目には辿り着かないだろう。

死ぬまで未完成な存在なまま。それでも10を目指す気持ちだけは死ぬまで失わないだろうし、悟りから教えを説くような偉そうな存在じゃなくて僕も必死こいて10を目指す姿を晒すから。みんなもどうよ?そんな気持ちを込めてる。

 

みんなそれぞれの1から10を描いて。それでも決して自分は上がった。これで良い。もうおしまいだなんて言わないでくれ。この世界にはまだまだ面白いことで溢れているはず。

そんな気持ちで胸いっぱいです。

 

以上TENのセルフライナーノーツでした。

次回はREDについて書こうと思います。

ありがとうございました。

 

R@Y

RAY改めR@Yです。3.4月の振り返り。

RAY改めR@Yです。

その月にあったこと、思っていることを毎月残しておこうと思っていたのだけれど、あまりにも色々あったため、今回は2ヶ月まとめて。TSUKASAの脱退含め、Jaccass波乱の時期にあまりにあっさりし過ぎていたなあという反省もあり。端的にではあるけれど。色々説明する機会を今回は設けさせていただきます。

 

▪️Jaccassについて。

年明け前からJaccassの2025年を考える前にそれぞれの不満とかがピークになっていて一度お互いの考えをぶつけ合ってみた。

その後にTSUKASAは自分なりに考えた結果。新しくオープンするタコスの店を手伝い修行したいという結論に至り、それを打ち明けてくれた。

それに関して僕らは最終的に彼の背中を押すことにした。

3月は2本のライブをやりながらもそれぞれの考えを調整して、まあ一旦決まっていた予定を白紙にせざる得なかったり。

バンドって難しいものでして、、こういうのは本当によくあるから。ちょっと今状況が変わってしまいまして、、と各方面に頭下げたりとかそういうのばっかし慣れるのもなんだかなぁと思いつつも基本的にはDIY活動なのでバンド内の調整が殆どで済んだけれど。こういう時に誠意を持って素早く動くことはこの後の人生において絶対に財産になると言い聞かせるのも何度目か。。なんてしみったれた愚痴は辞めましょう。

ただ、迷惑をかけてしまった方もいて。本当に僕の力不足を実感しました。すみませんでした。

Jaccassに対して僕は作曲を中心にとにかく自分がバンドに何を成せるかを考えていたから正直そこまでみんなが色々思い詰めていることにも気付けなかった。皆んながそれぞれやりたいように上手くベクトル合わせながらやって僕もその中で好きに動ければ良いのではないかという希望的観測めいた放任主義に徹していたので、そんな都合良くは無いんだなあとまた壁にぶつかった気分。

ずっと作曲者かつボーカルという中心的な立場でいるから、自分のエゴ的なもので暴走することへのセンサーが恐らく過剰になっているので、バンド全体のモチベーションの総指数を気にしていて。意見も進んで取り入れるし、自分のパーソナルスペースも時には狭めて、合わせることも大切にして。それでも人と人だし。ましてやった分だけのサラリーの保証もなく、成功を目指してお互いの好きなことをぶつけ合う作業。そいつがそいつの人生を懸けてやれるのかどうか?続けられるのかどうか?結局はそういうことだから小手先のこうしようああしようじゃ通じないのも百も承知。

僕は僕の気持ちでメンバーを信じたし、今後も信じるし。やはり人生懸けられないなら一緒にはいられない。誰が悪いとかではなく、僕は何があってもやるんだし、それでベクトルがズレていくならキッパリと別の道を歩むことが大切だと今なら断言出来る。僕はTSUKASAのタコス修業を全力で応援します。

僕も悪い点は色々あったし、反省はしているけれど。自分を責める気分にはならない。他人を責める気にもならない。「そういうもんだ」と僕はこの2ヶ月色々な気持ちを消化した。

 

まあこんなこと書くまでのことでも無いな。

今後もやる!それだけで済みますね。

ともあれ表面的には足踏み状態でありなからも前を向くためには必要な時間でした。何が必要か何が不要か考えて一旦の結論が出たので来週晴れて新曲をリリースします。そんな渾身のしみったれブルースを来週は是非噛み締めて下さい。

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▪️僕自身について。

オリジナル曲でのバンド活動を始めてそろそろ10年くらいになる、、怖。

節目だし今年は今年度は。どちらでも良いけれど死ぬ気でやろうと勝手に意気込み生きている。

とにかくこれだけやってきたバンド活動への感想は、人との付き合い方について悩む時間が7.8割だったんじゃねえかということで、、汗

今まで向き合い、こだわっていたものを一度改めることはある意味残酷だけれどそれが出来ないなら美しいうちに辞めた方がマシだと今更ながら自己分析を重ねた結果。

「音楽をやろう」

という結論に至った。バンドマンとしてもソロアーティストとしてもエンジニアとしても1曲でも多く残したい。作品の産まれる瞬間に立ち会っていたい。その気持ちを大切に生きようと思った。

好きに曲を作ってみてほしいという声にも力を貰った。

自分の自信の持てること。時間を忘れ狂うくらいハマれること。そんなものが僕にとっては曲作りで、それがあるだけでどれだけ幸せか。この10年弱をどれだけ幸せに生きてこられたか。心のとても深いところにそれはある。

だから麻生太郎に今まで何してたんだ?とムカつく半笑いで問われても「音楽だバ〜〜カ」と返す。でも麻生太郎って凄みあるんだよなぁ...

あとはそれに付随する結果に喰らい付きたいのでJaccassとしてR@Yとしてチャンスに飛びつく。 とにかく仕事をこなし、僕の録ったアーティストが有名になってくれるよう祈りながら作業する。1人でもバンドでも音楽人でありたい。その覚悟の改名です。自分のあるもの一旦全て吐き出すべくリリースしまくるのでJaccassとR@Yを今後とも宜しくお願いします。

 

手始めに先週の誕生日には僕のソロアルバム「01」がリリースされたので一聴してもらい、もし気に入った曲がその中にあればそれをあなたの中の半笑い麻生太郎をぶっ飛ばす活力として使用して貰えると何よりの幸せで御座います。

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ダウンロード、ストリーミングはこちら⇩

01 by R@Y | TuneCore Japan

 

R@Y

 

 

 

ただの昔話。

僕が大学に入った時、明らかに兄さんな学生が新入生に紛れていて。最初はピリついたけど、結構すぐに溶け込んでいた。

新入生歓迎会になんて出席すればまず兄さんは「何歳だよww」って2.3年にいじられては「どうでもいいじゃないですかあ〜」といなしていた。

僕も兄さんに敬語で話しかけると「なんだよかしこまって〜」と肩組まれた。

僕のちょっと意地悪な友達は彼のSNSを発見して生年月日をリークした。今の僕くらいの歳だった。

だから彼のことを今日ふと思い出したのだ。

それでもって鏡を見てみると確かにヒゲは濃くなったし、肌荒れもしやすくなった気もする。

でも相も変わらずガキみてえな顔してるし、あの兄さんは割と男前だった上に老け顔だったんだな。と個人差があるという言葉を当てはめたりして。

 

ある日兄さんと同じ映画を作るサークルに入っていたちょっと意地悪な友達が1年のグループラインで兄さんが別のリーダー格の学生と製作する作品について2スクロールくらいに渡る長文レスバを繰り広げている様子を僕に見せては「大人気ねえってw」と言った。僕も「絶対兄さん青筋立てて打ってるよなw」と返したものの、心の奥底ではちょっとだけ年齢なんか超えて作品について議論するの素敵やん。と思ったりもした。

 

僕のいた学科は映像とかを主に学ぶのだけど、ちょっとおかしくてまず学科名から破綻しているので兄さんが何を目指してここに来たのかもよく分からなかったし、僕も何となく将来は映画監督にでもなるかと思っていたのでここに入ったのである。

楽単だよって言われて京劇を踊る授業なんか取っては2.3回くらいで飽きて授業も出ずに試験日に突如現れ、出鱈目なダンスを披露して講師にキレられた。兄さんはそんな僕の痴態を手を叩いて笑って見ていた。

金がなさすぎて毎日レトルトカレー食べていたんだけど、流石に肉を食いたくなり、まいばすけっとにある激安激盛りのドッグフードの缶詰をレトルトカレーにぶちこんで加熱して食べてみたら案外いけたっていう僕の話を聞いて兄さんは「食わせろ」と僕に言い、飲み会帰りに現れたので家にあげて作ってあげた。兄さんはそれを一口食べては「ありえない」と言って帰っていった。

 

僕はそんな下らない日々を思い出してこの長過ぎるモラトリアムの中で今日も格闘している。

死ぬまでモラトリアムみたいな人生なのかもしれないし、そんな姿にも憧れたり。このままじゃいけねえという危機感から上手く力を貰ってみたり、たまには逃げ回ったり。

でも人生についてメンバーと話したり、友達の変わらないようで変わっていく姿を間近に見ると、僕の時計も間違いなく止まってはいないと感じる。僕も兄さんみたいに最近本格始動したレコーディング事業で歳下と意見を交わしあったり、僕より上手いと思える一回り下のバンドマンと青筋立てて演り合ったり。僕はガキみてえな顔してるからそんなピリついていないと勝手に思っているけれど。

 

あと11ヶ月になった2025を僕は僕を信じてくれたり、頼ってくれたり、助けてくれる人たちのために全力で使っていきたい。そして大人とかではなく、もっと男になりたい。そんな恥ずかしげもなく掲げるくっせえ想いは絶対次の作品に込められていると思う。

今月は自分の曲のレコーディングを特に頑張ろうと思います。完成をお楽しみに。

 

P.S. 兄さんどうか今もお元気で。

 

RAY

 

遊星艇。

RAYです。

みなさんあけましておめでとうございます。

今年も宜しくお願いします。

 

1/5は弾語りとして今年初のライブでした。午前スタートのライブはマジで文化祭とか以来で、新年1発目から修行させて頂きました。

何らかのフェスに出る時は午前スタートも覚悟の上なのでもっと慣れないとな。

ともあれ、ご来場頂きありがとうございました。

 

さて今回もリリースした曲のセルフライナーノーツを書かせてもらいます。

▪️遊星艇

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昨年11月にリリースした遊星艇について。

まずはMVを作ってくれたノラ。

そしてメンバーに最大の賛辞と感謝を。

https://youtu.be/Tt2iBdFNkvA?si=0O1u-mRGBxuT5HK1

この曲に関してあまり語れるようなものは実は無くて、だからライナーノーツ書くのも遅れた。

結論から言うとMVが表現している世界観が的確で、SFの世界の傍らで土砂降りの中びしょ濡れになって歌うような二律背反がこの曲の特徴なんだと僕は思っている。

▪️歌詞について

元々はもっと乱雑に書き殴った散文詩があって、それが基となり出来上がったのでいわゆる歌詞先行型の曲。

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これがその基となるメモ。間奏でごちゃごちゃ入っている語りが実は最初に出来た歌詞で、よく考えたらこの部分が1番のパンチラインかもしれないのでライブでやる時は間奏にその時に感じたことを喋るようにしている。

ある日突然、このメモ書きと宇宙空間のイメージや歪んだギターに深いギターのリバーブとが絡み合って1コーラスが出来上がる。キッカケは何かその日の夜空がいつもより遠くにあるように見えたからだったか。

それからこの散文詩を自分で何が言いたかったのかもう一度よく考えて輪郭を付けていった。まずはド頭にあるハレー彗星について考えた。

ドラえもんハレー彗星が1910年に地球に接近した際に日本中にデマ情報が流れパニックになったときの話があってそれが今も印象に残っている。ハレー彗星は約75.3年の周期で地球に接近する。前回は1986年。次は2061年の7月28日だそう。

僕らの寿命と妙にマッチする周期に惹かれて人生で一回くらいそんな「接近」はあるのではないかと感じた。

頭上遥か彼方でハレー彗星のような何かが爆発してそれが僕の頭にぶっ刺さってそれが今の僕を支えているというか。メンバーとは歌詞について「これは戦争なの?」とか色々議論したし。そうともとれるけれど、これは接近改め、出逢いなんだと思う。

僕にとってはロック。確かにどっかの時代のどっかの国の誰かにとってそれは戦火かもしれないし、革命の狼煙かもしれない。

イギーポップはロックについて「核戦争が起きて、廃墟になった町でたったひとりの生存者がいた、そしてそいつは叫んだ。それがロックさ。」と語り。僕は何となく虹色の戦闘機をそれに見立てたんだと思う。強くイギーポップに共感したのだ。

僕の内面は本当のところ誠に恥ずかしながら奔放な野生児というよりはエセ文化系オタクの割合が多いので、多分勉強しちゃってる。引っ張られている。歌詞とかいろんな思想のところで。(世間の本当のオタクと呼ばれる方々には頭が上がらないのでエセと付けさせていただく)

最後のサビの前の歌詞の一節も昨年末に亡くなった谷川俊太郎氏が17歳の時から書いていた詩を集めた処女作「二十億光年の孤独」からもじったり、とにかく言葉遊びが好きで。聞いたことない言葉の組み合わせとか見るとワクワクしてしまう。幸か不幸か、僕は今現在あまり商業的なものに縛られていないので意味とか理屈を超えた言葉のリズムを楽しんでもらえると幸いだし僕も楽しんでもらえるように努力する。

▪️頭こんがらがるので。

二律背反だとこの曲を評しておきながらもある種の予定調和というか、つまらない一般論みたいなものを感じてしまう。例えば車のせいで悲惨な交通事故が起こるのに僕らは車から手を離すことが出来なかったり。世の中矛盾のないものなんて何一つないなんて当たり前だから。

僕だって散々人の言葉もじった歌詞を書きながらオリジナリティについて悩み、こだわるし。

リアル、リアリティと抜かしてもそう見せようとした時点でそれはリアルなのか、、?とか。

結局僕は頭こんがらがるからこの曲の自分なりの斬新さに自信を持って世に出した。逆に僕の立場で幾ら泥臭い歌詞に近未来的なサウンドを混ぜましたと主張したってハレー彗星にとって75.3年なんて冬の体育の持久走の授業で走らされる校庭のトラック一周ほどの短さなんだろうし。

「あくまで僕はそう思っている。」ずるいけどそういうこと。大切なのはハレー彗星をはじめとする他者を思いやって生きること。

というわけで来る2061年7月28日を心待ちに僕は2025年1曲でも多くの「接近」を試みる。

要するに新曲リリースをお楽しみにということです。ありがとうございました。

 

RAY

 

 

 

 

 

 

3Words。「抜けば良いじゃん」

RAYです。

今回は遅ればせながら8月にリリースした「3Words」の紹介を。

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3Words by Jaccass | TuneCore Japan

▪️僕の好きを詰め込んだ。抜き曲。

卑猥な意味じゃないですよ。。

おそらく1st EPの曲は今年の始めには全て仕上がっていたので(活休から3ヶ月でリリスを除く3曲仕上げました。えっへん。)

2月くらいからその後に続く曲を書き始めていた。

1発目に着手したのがこの3Wordsで、とにかく僕は抜きたかった。「覇気」を。自分で語るのもなんだけど、僕は他のポップパンクやパンクをやっている方たちに「抜く技術」だけは負けたくないなと珍しく競争心を常日頃から燃やしている。

サブタイトルにある文言はバズってるロバートのマジ歌ですね。僕も抜くことを大切にしているんです。卑猥な意味じゃないですよ。。

今日はその「抜き」とは何かについて語らせてもらいます。

▪️ 世界はそれを高2病と呼ぶんだぜ

10年ほど前のある日。高校生の僕のつむじからつま先までに稲妻のような衝動が駆け巡った。

「音楽のセンスが良い女の子にモテたい。。」

小学生時代。おませな姉が聴いていたアイドルバンドMCFLYを死ぬほど聴かされてから洋楽ディグ人生が始まった僕がほぼ事故のようなきっかけで出会った音楽。ポップパンク。でもそれは(商業的な意味では)90年代後半から2000年代前半のレガシーと化していた。(今のポップパンクと呼ばれる人たちより1世代前のポップパンクブームです。色々紛らわしいかつニッチな話題でごめんなさい)

こんな感じね。

Bowling For Soup - 1985

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当時。男子校でありながらもハイセンス洋楽ガールと知り合った。その子が僕のラインのトプ画(当時リバティーンズにハマっていてボーカルのピートドハーティの写真にしていた。若老害である。)

を見るなり、「リバティーンズじゃん!やば!」と言ってくれた。「なかなかリバティーンズ知ってる同世代いないよね〜」と。

なんかときめいちゃった。僕と銀杏Boyz峯田氏のバイブル。大槻ケンヂ著の「グミチョコレートパイン」の1シーンに出てきてもおかしくないくらいサブカルロック男子が夢見る瞬間。

その女の子もコピバンをやっていてWeezerGreendayをやっていた。もう反則だった。

ボブカットで顔面も可愛くて一見するとそんな趣味してなさそうなのに。

しかし恐る恐るその子の共通の知り合いから情報を探るとハイセンスサブカル男子大学生と付き合っていることが判明した。

高嶺の花子さんの歌詞そのまんまの状況である。

夏の魔法とやらの力でそんなことも知らないフリして僕はその子にグイグイ話しかけると

「最近は個人的にドラムスが来てる!他にはヴァンパイアウィーキャンド。それとThe XX。クークスも聴いてね。」

全部知らなかった。知らねえ当時の若手バンドを アメリカ、イギリス、アメリカ、イギリスと2大陸を渡る往復ビンタで押し付けられ打ちのめされた。

(当時はギリストリーミングやってなかったので)速攻でTSUTAYAに駆け込んで探しに探した。

当時のテリトリーが立川というギリ盛えている立地のおかげで全て借りてチェックすることに成功はしたものの、まあーーオサレ。うん。困っちゃう。

当時はEDMも絶頂期であり、陽キャでもありたかったので無理してEDMも漁ってた。なんかこう、ドゥーンときてドンドンバス刻んでからタッタッターとダンスが始まる現代テクノロジーの権化である音圧パッツパツなダンスミュージックの裏でいなたさを前面に出して音を埋めない、攻めないスタンスのサウンド。有名バラエティの裏番組的な「抜き」なのだ。

真っ当?にロックを聴いてきたRAY少年にとってそれはうーむ。オサレ〜だった。

サビでなんかこうバーンと来て美しいメロの旋律をマシンガンのように機銃掃射して欲しいのだ。

だってロックボーイなんだもん。

それでもクークスの1stアルバムはかなりしっくり来た。とにかく歌が良くて、シャウト気味でナヨってて軽くよれていてそれでいてしっかりメロディアスかつテクニックがある感じ。よくよく調べると彼らは音楽系カレッジ出身でああ〜悪ぶってるエリートかあと納得がいった。つまり基本がありつつそれの型を破る的なスタイルは今も昔も僕の好みなのだ。

ただ、ハイセンスガールが僕に勧めてきたのはクークスの3rdアルバムでこれがトゲナシオサレアリって感じで()いやほんとカッコつけて部屋で流してたけど。外に出てイヤホン付ければ夕焼けを眺めながら1stアルバムを爆音で聴いてた。

ハイセンスガールにも「僕も実はこういうオシャレなのが本当は好きなんだよね。。コピバンとかは周りに意見合わせて激しいのやってるけど、まあその場その場で音楽を合わせられるのが大人だからさぁ...」と右上に行きそうな視線を必死に戻しながら言い放った。目的のためには簡単に魂を売るクズなのだ。

そんな思い出は今でも僕のコンプレックスな部分であり、対抗心を燃やした結果。僕はそんなオサレバンドたちとは異なる手法で「抜き」にこだわるようになった。

▪️俺はあのメインストリームのロックを背負いたいんだ。。

なんやかんやで高校を卒業して無事大学へ。

そんな僕を待っていたのはバンドサークル。

新入生歓迎飲み会で「好きなバンドは〜?」というコールで「ベートーヴェン!!」とリンゴスターのパロディ(「ベートーヴェン?あぁ、好きだよ。特に詞が良いね。」というリンゴの名言から)を言い放ち見事大型新人デビューを決めた僕はオサレガールや姉から収集したオサレロックの知識で博識マッシュメガネ先輩たちと渡り合い「こいつ。。金髪でどう見てもウェーイ系の癖になんで知ってやがるッ...」と思わせることに成功した。

 

虚しかった。

 

なんか違う。。僕は自分の曲で皆んなをすごいと思わせたいんだ。その気持ちが拭いきれず、サークルをいち早くとんずらして組んだバンドが初代JACKASS。当時の目標は時代遅れの2000年初頭のメロディックパンクでもってメインストリームを掴み取ること。誰も頼んでもないのに勝手にロックの未来を一身に背負おうとしていた。

それは今も割とブレてないかも。だから当時から誰にでも受け入れられることを重視して日本語の曲を意識的に書いていた。

学校の外で活動するにつれ、当時は同じく駆け出しだったSee You SmileやGood Griefたちのような同世代で強いメロディックパンク愛を持ち、現行スタイルと呼ばれる海外の2010年以降のポップパンクの雰囲気を取り入れるバンドたちと出会い、僕のポップパンク学は深まっていくのだがそれはまた別の機会に。

▪️どうしたらオリジナルになれる?

実は3Wordsのサビのメロディはそんなサークルを抜け出して外の世界に足を踏み入れた僕に早速舞い降りてきていたものの、上手くそれを料理出来ずに過ごしていた。当時本能的に今これを世に出すとただのモノマネだと思われることを感じていたのだと思う。素材から上手く「抜き感を出す」ことが出来なかったのだ。

色々な人と僕のやりたい音楽について話すうちに「今更こういうのやってもなあ、、」とか「仲間うちで楽しむ音楽じゃないか」とかそんなことを言われたこともあって。オリジナリティがなければモノマネで終わってしまうことを痛く実感していた。

いつかはこのメロディを使ってやる。そう思いながら10年近くの時が経過していた。

▪️今なら歌モノとして抜けるぞ!!

そして迎えた今年の2月に僕は満を持してこのメロディで抜き曲を作ることを決意する。

そうして出来上がったのが3Words。一度パンクから離れて歌で勝負した時期を経て得た経験を基に「歌モノ」としてこのメロディと向き合って僕がいつも抱えている「俺にケチつけるなよ。好きに言いたいこと言わせろ。やりたいことやらせろ。」というコアの感情「覇気」を蒸留(文字通りふつふつと煮立ててから冷やす)してサウンドも歌詞もポップに可愛らしく仕上げた。そうすると言いたいこと言いながらも、受け入れられやすくなるんじゃないかな。って感じ。

 

これが僕にとっての「抜き」の技術。

いかがでしょう?

 

人にどう思われたいかで聴く音楽を選んでいた時期なんて愛好家なら誰にでもあると思う。僕は今でもオサレバンドにはコンプレックスがあるものの、やっぱり誠に勝手ながらロックスピリットを背負っていたいのです。ただ、そのスピリットの伝え方の柔軟性で勝負する。たまにはぶりっ子したって構わないじゃないか。

そんな僕の揺るぎない信念を綴った独り言にお付き合いいただきありがとうございました。

更なる新曲にご期待を...

 

PS. MVには初ライブの映像と横浜を練り歩く僕が登場します。これも一緒にどうぞ。

 

Jaccass - 3Words MV

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RAY