1996年のピンボール。

NOHALAのギタボ。RAYのブログ。

元バンドマンの方がリッチなこの世なんだぜ 。。

昔からコンディションを整えるのが大の苦手で陸上は喘息。そして今歌は喉の調子の波との闘いの日々です。RAYです。

ブログの更新週一くらいでやりたいなあというか、そのくらいのスパンで鬱憤溜まるだろうなあと思ってはいたのですが、、笑

久しぶりの更新になりますね。前回の記事僕は嫌なやつかもしれない。 - 1996年のピンボール。からの1月下旬。僕は音楽活動について悩み、思い通りにプレイできたのか分からなくなったこともあれば、すっかり忘れていた来年の命運をかけた学年末試験で再再々履修のフランス語を死ぬほど勉強して「勉強ってこんなに嫌な気持ちになるのか」と22歳にして発見したり、試験が終わればめちゃくちゃなパーティに何回か巻き込まれ、または突っ込んで。終いにはインフルエンザにかかり、Netflix三昧。バイトはキャンセルして日々ニート生活からの給料見込みを計算して、ざわざわ…となったり。もう散々なのか楽しかったのかよく分からないけど大変な日々でした。。あととてつもなく気分転換したくて髪染めたし。

あと最近。このブログが生まれる「眠れない夜」の他にも「嫌いな時間」があることを発見しました。

ズバリ朝まで飲んだ後の昼下がりですね。特に朝まで続いたライブの打ち上げの後の。

あの違和感には耐えられなくなります。

自分は昨日カッコよかったのか?とか。人生このままでいいのかとか。醒めた考えがよぎります。電車でふと10分くらい寝た後に目が覚めて妙な虚無感が襲ってくるアレとも近いかもしれない。

だから曲が生まれてきてくれる瞬間は眠れない夜と妙に醒め切った昼下がりです。言わば試練のようなものです。

 

話を戻すと。僕は年明けから2月まで迷いの中で歌っていました。僕らにとってメンタルはかなり重要なファクターの一つです。僕らみたいなバンドは心で闘えなければただの騒音になり得るから、、笑

多分前回のブログの内容。「音楽で食うとは」にかなり向き合っていたからかなと。ずっとアルコールが残ったまま目覚める昼下がりの気まずさのような毎日だったような。初披露した新曲も初めてデモを作らずに4人で組み立てていったし。とにかく不安でした。色々。

 

これを書いているのは2/17のライブ後の帰りの電車なんですけど。今日は楽しかった。胸をお借りできた。少年漫画じゃないけど、周りが強ければ強いほどワクワクします。昔のある日の感覚と同じだった。

恒例の陸上トーク失礼します。

中3の最後の夏の都大会まで、僕は偉そうな言葉を使うと「スランプ」でした。一気にタイムが伸びたのが中2の夏で。そこから一流になることを一気に意識しました。

タイムを縮めるために。雑誌や本を読んで自分でメニューを作り、最初の一周のラップタイムで何度も400mを走って身体に叩き込もうとしたり。レースも時計を付けてラップタイムを確認しながら走ったり。徹底的に数字で自分を管理しようとしていました。

そこからの秋の都大会は妙なプレッシャーで元々毎年秋頃に軽く出る喘息の発作がかなり酷く、まともに走れない日々。結果もボロボロ。

大した選手では無かったけど。走ることは自分のアイデンティティだったから毎日悩み。中3の春にやっとそれなりに自己ベストを更新したものの、違和感があり。タイム関係なしに自分の走りをさせてもらえないような感覚。

そして迎えた最後の夏の都大会。予想以上に専門の1500よりも800が速くなっていたので、800に照準を絞って挑みました。

結果は奮わず組の真ん中くらい。しかも、合流地点(800mは120mまで自分のレーンを走り、そこからオープンコースになります)でコーンを通過する前に他のコースに跨いだため失格。タイムさえもらえない始末。「まじか」って感じでした。でも翌日には記念出場くらいのノリだった1500mが控えていて、僕はある意味汚名挽回というか何はともあれ走らせてもらえるということに心が幾らかは救われました。

そして翌日のレース。僕は腕時計を外しました。吹っ切れました。少しくらいは目立ってやろうと思いました。

「どうせ俺より速いやつは組にいっぱいいる。ならば時計なんか投げ捨ててそいつらと真剣勝負してやろう。スタートで飛び出して接触してビビるやつは雑魚だ。そんなこと気にせず走るやつらと舌打ちして俺を突き放そうとするやつらと闘ってやる。」

僕は時々弱っちいくせに輩の思考回路が働きます。ピストルが鳴ってから僕はがむしゃらにダッシュした。驚いたことに自分の前を走る人はいなかったから、そのまま突き進みました。

ラスト一周通過地点を過ぎたあたりで数人に抜かされたけど、気にせず突っ走った。めちゃくちゃ楽しかった。

結果は組20人ちょっとの中5位くらいだったかな??でもベストを5秒くらい更新して自分でもビビりました。「え、俺やれるやん。。まじか」って感じでした。その日から受験勉強中心にシフトしたから事実上最後の真剣勝負だったけど。あの日人生で一番楽しかったことと、何故か心にモヤがかかるような感覚。一生忘れません。

「自分は狙って。数字を重ねて。成果を出せるほどの力もなきゃ頭もない。何故こんな簡単なことに今まで気づけなかったのだろう。」今でもその呆然としたような感覚が頭にこびりついています。その感覚が頭にある限り、まだまだ燃やし切れてないんです人生を。

 

だから今日のライブはその日を思い出しました。理屈抜きで闘わなきゃいけない時に力を発揮するというか。設定ペースなんかぶっ壊してトップを狙いに行く感じ。

そして今日もモヤモヤしています。充分楽しくやれたのに何処か引っかかる。単純にレベルの差を感じたというか。。まだまだ全然燃やし切れそうにないです。

 

改めて一つ教訓を得ました。

この教訓を「どうせ俺なんかより強い奴はいっぱいいる。だから理屈なんかじゃない。トップ狙いに行かなきゃダメだ。」精神と名付けたいです。

 

だから仮にバンドマンとして成功を収めてもタイトルにある通り、「元バンドマンの方が100万円ばらまいてるし。よっぽどリッチになる世の中なんだぜ。。(彼女に関してはノーコメント)」と自らを律し。永遠に飢えていたい、、笑

別に金持ちになることが人生の目標ではないけど。

 

常にトップを狙うコンセプトでいけば常にコンディションを整える努力も今以上に出来るし。あと自分のために楽しむのを忘れないことですね。。とにかく強い人とやり合うことが一番大切かと。少年漫画じゃあないけど。

 

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色々なことを教わってます。バカなりに。

今回はストレートな内容だったので書き終えてめちゃくちゃスッキリしてます。

今回もお付き合いありがとうございました。

 

PS ノラくん写真見切れててごめん